平成29年4月4日に以下の通り開催しました。

「十楽寺様セミナー」~終活を巡る法律問題の基礎~

弁護士 西口 竜司
(兵庫県弁護士会所属)

<はじめに>
2025年問題が間近に迫っています
・人口の20%が後期高齢者(75歳以上)
・10人に1人が認知症の可能性
自分らしく老後を生きるためにできることをする
=終活
<具体的な終活の例>
①尊厳死宣言の話し
②葬儀の話し
③遺言の話し(今日のテーマ)
④後見等の話し

<遺言の話し>
□相続人の範囲 配偶者は常に相続人  第1順位;子ども  1/2  第2順位;直系尊属 (父母又は祖父母) 1/3 第3順位;兄弟姉妹  1/4
□遺言書がない場合・法定相続分に従います・遺産分割協議をすることになります →トラブルの原因・遺産分割協議書の内容を正しく理解する
□遺産分割協議で争いがある場合・調停の申立 相手方の住所地に申し立てる(家事事件手続法245条) 一定の書式に従い作成・調停不成立の場合,審判手続に移行する

□介護と相続 介護をしただけで相続財産は増加しない →立て替えた場合,領収証などを取っておく →遺言書の作成による対処,信託の活用 □相続人不存在 国庫に帰属 →特別縁故者への財産分与
□遺言書の利用
遺言の種類; 自筆証書遺言(968条) 公正証書遺言(969条) 秘密証書遺言(970条)□生命保険の活用 生命保険は相続財産にならない →節税効果□独居の方 ・財産管理契約 ・任意後見制度 ・法定後見制度
□公正証書遺言と自筆証書遺言の比較 ・形式的要件の問題 ・紛失等の危険□自筆証書遺言の要件 ①全文の自書 ②日付の自書 ③氏名の自書 ④押印4
□エンディングノートについて ・自筆証書遺言の効力なし ・相続人への影響□遺留分について 被相続人の意思によっても奪えない相続分 ・直系尊属のみ;相続財産の1/3 ・それ以外;相続財産の1/2  →遺言で除外しても遺留分を主張される
□遺言書を書くタイミング①誰でも遺言書を書く必要があるか 子のいない夫婦,内縁の夫婦,相続人がいない場合,再婚や養子がいる場合,事業承継が絡む場合②遺言能力 書けるうちに遺言を作成しておく③遺言の書き直し いつでも書き直しができる
<講師紹介>
弁護士西口竜司(兵庫県弁護士会所属) 神戸マリン綜合法律事務所所属 一般社団法人宗務ネットワーク佑想庵業務執行理事
神戸垂水区平磯4-3-21フェニックスKⅡ902 電話番号 078-708-1919